ピルの効果や概要

ピルの効果について

ピルは世界中で約1億人が利用しているお薬です。
主な効果である避妊の他にも、次のような症状を改善する効果が期待出来ます。

  • PMS(月経前症候群)
  • 生理痛
  • 生理不順
  • 月経過多
  • 子宮内膜症
  • ニキビ

このうち、主な効果である避妊については、飲み忘れさえなければ99%以上の避妊効果があるとされています。
またもし飲み忘れてしまった場合でも、気が付いた時にすぐに服用出来れば92%の避妊効果が期待出来ると言われています。
他の方法で避妊するのに比べても高い確率で避妊出来る事から、妊娠を希望しない方にとっては特にお勧め出来るものです。
また服用をやめれば、一般的に3か月以内には排卵が復活し、月経は再開します。
ピルを服用していた期間に左右される事はないので、現在は妊娠を望んでいないが将来的には考えたいという方でも安心して服用出来ます。

ピルの概要について

低用量ピルの主成分は、卵巣ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)です。
これらは女性の卵巣で生成される成分です。
ピルによって女性ホルモンを身体に取り入れると、必要なホルモンは既に分泌されていると脳が判断し、卵巣にそれらのホルモンを分泌するための指令を出さなくなります。
そうして女性ホルモンをコントロールする事で、排卵や子宮内膜の増殖が抑制されるとともに、頸管粘液を変化させ精子の進入を阻止し、それによって避妊の効果が発揮されるのです。

ピルの開発の歴史は今から100年ほどさかのぼりますが、開発された当時のピルは黄体ホルモンの量が多く、それによって妊娠中のつわりに似た副作用が強く出る人が続出しました。
そのため、少量でも活性が強い合成黄体ホルモン剤が開発されたのですが、今度は血栓症や乳がんのリスク、それに肝障害などの副作用が報告されたのです。
その後エストロゲンの量が問題である事がわかり1錠あたり50μg未満にするような勧告が出された結果、現在の低用量ピルが出来ました。
ピルには副作用があるというイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、それはかつての中用量以上のピルのイメージであり、現在主流となっている低用量ピルは副作用を出来るだけ抑えるように作られています。

ピルの飲み方について

低用量ピルの効果を得るためには、毎日1錠飲み続ける必要があります。
基本的には21日続けて飲んだ後、7日間服用を止めます。
これは生理と同様のリズムを作り出すためです。
ピルの錠数には2つのタイプがあり、一方の21錠タイプは21日間飲んだら7日飲まないというものです。
そして、もうひとつは21日間ピルを飲んだら7日間はプラセボ薬を飲むという28錠のタイプです。
これは、21錠タイプだと薬を再開するタイミングを忘れてしまう可能性があるため、それを避ける事を目的に作られています。