プロペシアの効果や成分

プロペシアの効果について

プロペシアは、主に男性型脱毛症(AGA)の治療に用いられるお薬です。
AGAとは、思春期以降に額の生え際や頭頂部の毛髪が薄くなって行く症状です。
その原因となるのはDHT(ジヒドロテストステロン)という物質です。
DHTは5α還元酵素によってテストステロンが変換され生成されますが、このDHTが毛乳頭細胞に存在している男性ホルモン受容体と結びつくと、成長期の毛髪を退行期や休止期に移行させるシグナルを出してしまいます。
その結果、毛周期が短くなり、毛髪が成長する前に抜け落ちて薄毛や脱毛の症状が出る事になります。
プロペシアは、AGAの原因物質であるDHTを生成するために必要な、5α還元酵素を阻害する働きがあります。
その効果でDHTの生成を抑制し、毛髪のサイクルを正常に戻す事によって、薄毛や脱毛の症状を改善させるのです。
日本国内の臨床試験では、20歳以上50歳以下の健康な中程度のAGA患者の男性に1年間プロペシア1mgを投与した時、58%で改善効果が認められました。
効果を実感できるまでの期間は個人差があるものの、連日投与を続けて3か月から6か月程度を要すると考えられています。
改善した状態を維持するためには、プロペシアを継続して服用する必要があります。
また6か月以上服用しても効果が現れない場合には、薄毛の原因がAGAでない可能性も考えられるため、今一度専門医での診察を受けるようにして下さい。

プロペシアの成分について

プロペシアの有効成分はフィナステリドです。
こちらは5αリダクターゼII型という酵素を抑える働きのある「5α還元酵素阻害薬」になります。
元々は前立腺肥大症を治療するために開発されたお薬です。
5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類ありますが、プロペシアに含まれるフィナステリドには頭部に見られるⅡ型の働きを抑える作用があります。

プロペシアの服用方法について

プロペシアは1日1錠服用します。
1日1mgを上限として、1日0.2mgまたは1mgを1回服用が基本です。
血中の成分濃度を一定に保つため、毎日同時刻に服用するようにしましょう。
飲み忘れに気付いた時には、飲み忘れた同日の間であれば1錠服用しますが、次の日に2錠飲むことは避けて下さい。
決まった用量以上服用しても効果は高まる事はなく、逆に副作用のリスクは高まります。
副作用には、リビドー減退・勃起機能不全・射精障害・意不快感・ほてりなどの報告があります。
肝臓に疾患のある方や高齢者の方は、服用に慎重な判断が必要となります。