イソトロインの効果や副作用

イソトロインの効果について

イソトロインは難治性ニキビの経口治療薬であるアキュテインのジェネリック医薬品で、インドの製薬会社シプラ社から発売されている内服薬です。

ニキビ治療薬にはニキビの原因となるアクネ菌を殺菌する抗生物質やステロイド剤などの成分は含まれておらず、抗菌作用はありません。
ですがイソトロインには皮脂腺を退縮させてニキビの原因になる過剰な皮脂の分泌を大幅に減少させる効果があるのです。

それによりアクネ菌が定着できなくなり、結果的にアクネ菌の数を減らすことでニキビを小さくさせる効果が期待できるのです。
またイソトロインには細胞に働きかけて正常化する働きも認められていますし、抗炎症作用もあるとされており、それにより中等症以上のニキビの完治に効果を発揮します。

イソトロインの効果は個人差がありますが、服用を開始してから約1ヶ月程度で30%前後の方に好転反応が見られます。
そして2ヶ月から3ヶ月ほど経過すると、多くの方にニキビ改善の効果が見られるようになります。
約6ヶ月でイソトロインを服用する1クールは終了となりますが、それでほとんどの方のニキビが改善されます。

また休薬期間もイソトロインの作用は持続するため、ニキビの再発も少なく、仮に再発したとしても軽度になることがほとんどです。
効果次第で2クール、3クールが必要になるのですが、その際には用量を増やすこともあります。
実際にそこまで治療して効果が得られないという方は全体の1%から2%程度です。

イソトロインの副作用について

イソトロインは海外でも多く利用されているニキビ治療薬で、中等症以上のニキビの改善に高い効果が期待できます。
ただイソトロインの有効成分となるイソトレチノインには少なからず副作用があります。

イソトロインの副作用としてほぼ100%起こるといわれているのが乾燥です。
これはイソトレチノインには皮脂腺を退縮させて皮脂の分泌量を大幅に減らす効果があるからです。

そのため肌や頭皮の乾燥はもちろんですが、鼻や口、目の粘膜などの乾燥を引き起こしてしまうことが考えられます。
実際に乾燥からくる肌荒れ、口角炎、口唇炎、ドライアイ、軽度の鼻血、脱毛などの副作用を引き起こすこともあります。
そのためこういった副作用に対応するため、肌の十分な保湿、口の周りはリップクリーム、目に関しては目薬を使用するなどして対応しましょう。

その他の副作用としては頭痛やめまい、関節や骨の痛みなどを引き起こすこともあり、眼瞼炎や結膜炎などの副作用も報告されています。
滅多に起こることではありませんが、これまで報告されたことがある副作用としては急性膵炎、潰瘍性大腸炎、スティーブン・ジョンソン症候群などを引き起こすこともあるようです。

またうつ病を発症してしまうケースも報告があり、自殺衝動などもイソトレチノインの副作用とされています。
最も重篤な副作用としては、妊婦が服用すると胎児の催奇形性があったり、流産するなどとも言われているので妊婦や妊活をしている男女は服用をしてはいけませんし、妊娠する可能性があるなら避妊をしっかりしましょう。