セレブレックスの効果について
セレブレックスはアメリカの製薬会社ファイザー社が開発製造しているお薬で、主に関節リウマチなど関節の炎症による痛みや腫れの症状に使われます。
セレブレックスの主成分であるセレコキシブには、痛み成分であるプロスタグランジンの生成に関わる酵素のシクロオキシゲナーゼを阻害する作用があります。
それによりセレブレックスを服用することで、炎症を抑え痛みを緩和する効果が期待できます。
これまでにあった非ステロイド系の抗炎症薬とは異なり、炎症の過程で作られるシクロオキシゲナーゼ-2酵素だけを抑制するため、従来の薬でよく見られた消化管への副作用は最小限に抑えられるとされています。
セレブレックスの服用で効果が期待できるのは、次のような病気や症状です。
- 関節リウマチ
- 変形性関節症
- 腰痛症
- 肩関節周囲炎
- 頸肩腕症候群
- 腱・腱鞘炎
- 手術後、外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛
セレブレックスの服用方法(飲み方)について
セレブレックスは症状によって用法用量が異なります。
関節リウマチ
通常、成人は1回1~2カプセル(100~200mg)を、1日2回朝食夕食後に服用します。
変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎
通常、成人は1回1カプセル(100mg)を、1日2回朝食夕食後に服用します。
手術後、外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛
通常、成人は初回のみ4カプセル(400mg)服用し、2回目からは1回2カプセル(200mg)を、1日2回服用します。
その際服用の間隔は6時間以上空けるようにして下さい。
頓服として使用する場合も、初回は4カプセル服用しそれ以降は必要に応じて2カプセルを6時間以上の間隔を空けて服用します。
ただし、服用できるのは1日2回までですので注意して下さい。
セレブレックスの注意事項について
飲み忘れに気が付いた場合は思い出したらすぐに服用しますが、次に服用する予定の時間が近い時には忘れた分は飲まずに予定の時間に1回分を服用して下さい。
2回分をまとめて飲むことは避けて下さい。
セレブレックスは、症状を一時的に抑えるお薬であり、痛みの原因となる病気を治すものではありません。
使用中にめまいが起きたりぼんやりしたりすることがあるため、自動車の運転や高所での作業、また危険を伴う機械の操作などには十分注意して下さい。
セレブレックスの副作用について
セレブレックスを服用した際の副作用としては、、腹痛、口内炎、下痢、吐き気、発疹などが報告されています。
服用後にこのような症状が発現した場合には、医師や薬剤師に相談するようにして下さい。