オルリスタットの効果や副作用

オルリスタットの効果について

オルリスタットはアメリカのFDA(食品医薬品局)の承認を受けた成分であり、主に肥満治療薬に含まれています。
食べ物が人の身体に摂取されると、消化酵素で消化され体内に吸収されます。
食べ物には、炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルの5大栄養素が含まれていますが、その中で1gあたりのカロリーが最も高いのは脂質です。
オルリスタットは、脂肪を分解する酵素であるリパーゼの働きを抑える事で、体内に高カロリーな脂肪が吸収される事を抑制します。
摂取した脂肪分の約3割を吸収せずに、体外に排出する作用があるとされています。
それによって、ダイエット効果が期待できるのです。
ただし、排出されるのはオルリスタットを飲んだ時の食事で摂取した脂肪分です。
既に身体についてしまった脂肪を落とす作用はないため、現在肥満状態である場合には適度な運動習慣を付けるようにすることで、減量効果をさらに実感できるでしょう。

オルリスタットの副作用について

オルリスタットを摂取すると、身体に必要である脂溶性ビタミンも吸収されずに体外に排出されてしまいます。
そのため、脂溶性ビタミン不足となり肌の乾燥などの症状が出る事があります。
それを予防するため、オルリスタットを服用する際には、ビタミン剤で補給する事が推奨されています。
ただしオルリスタット服用の前後2時間に摂っても吸収を阻害されてしまうため、できれば就寝前など毎日同じ時間に摂取するようにして下さい。

ダイエット薬には、脳などに食欲を抑えるように働きかけるような作用のお薬もあり、それらは精神障害などの副作用の可能性がありましたが、オルリスタットは消化酵素の働きを抑えるものなので、そのような副作用はないと考えられます。

その他の副作用としては、次のような症状の報告があります。

  • 腹痛
  • 腹部膨満感
  • 油性便
  • 脂肪便
  • 水性弁

また、ごく稀に肝機能障害や腎機能障害、胆石症などの副作用が起こる事があります。
身体の変調に気が付いた時は、オルリスタットを服用するのは中止して医師や薬剤師に相談するようにして下さい。

オルリスタットの飲み方について

食事の直前または食中、もしくは食後1時間以内に服用します。
1日3回まで服用する事ができます。
ただし、食事を取らなかった時や、脂肪分の多いものを食べなかった時には飲む必要はありません。
飲み忘れに気が付いた場合、食後1時間を過ぎてなければすぐに服用する事で効果は期待できますが、それ以上時間が経ってしまっていたら、次回の食事から服用するようにしましょう。
その際には、2回分を1度に飲むような事はしないように気を付けて下さい。