イトラコナゾールの効果や副作用

イトラコナゾールの効果について

イトラコナゾールは真菌(カビ)を殺菌するお薬で、真菌を原因とする病気の治療に用いられます。
カビの仲間のことを「真菌」といいます。
最も身近な真菌症として知られているのは、水虫かもしれません。
水虫は真菌である白癬菌(皮膚糸状菌)が原因となっています。
水虫は足に症状が出るのが有名ではありますが、実は身体中のあらゆるところに発生します。
爪白癬や体部白癬、股部白癬、頭部白癬などです。
それぞれ、爪水虫、ぜにたむし、いんきんたむし、しらくもと言うと聞いたことがある方もいるかもしれません。
また皮膚真菌症の原因は、他にもカンジタや癜風菌があります。
さらにそれらの真菌や、リプトコックス、アスペルギルスなどの真菌が体内で増殖してしまう事があります。
そのような内臓真菌症は健康な人がかかることはほぼありませんが、抵抗力が落ちている人は重症化する可能性があります。
イトラコナゾールを使用することで、これら感染症の原因となる真菌の細胞膜合成を阻害し抗真菌作用を発揮し、症状の改善効果が期待できます。

イトラコナゾールの副作用について

イトラコナゾールの副作用として報告されているのは、次のような症状です。

  • 食欲不振
  • 嘔気
  • 腹痛
  • 下痢
  • 倦怠感

このような症状が現れた場合には、担当の医師や薬剤師に相談するようにして下さい。

また稀に次のような重篤な副作用が生じる可能性もあります。

  • うっ血性心不全
  • 肺水腫
  • 下肢浮腫
  • 浮腫
  • 呼吸困難
  • 肝障害
  • 胆汁うっ滞
  • 黄疸

服用後に体調の異常や変化に気が付いた時には、すぐに服用をやめ速やかに医師の診察を受けて下さい。
また長期間使用すると、肝機能障害が現れることがあるため、定期的に肝機能検査をする必要があります。
このお薬を過去に使用してアレルギー症状が出たことがある方や、肝障害、肝疾患、腎障害の方やその既往歴のある方、妊娠中の方やその可能性のある方、また現在他のお薬の使用中の方は、必ず医師か薬剤師に伝えるようにして下さい。

イトラコナゾールの服用方法について

イトラコナゾールの服用量は、症状や年齢によっても異なります。
一般的に爪白癬以外の表層性真菌症の場合には、1日1回50~100mgを食後に服用します。
爪白癬の場合は、200mgを1日2回1週間服用し、その後3週間休薬するのを3サイクル繰り返すパルス療法を行います。
内臓真菌症と深在性皮膚真菌症には、100~200mgを1日1回食後に服用します。
いずれも症状等によって適宜増減しますが、1日の最高量は200mgです。
空腹時に服用すると吸収が悪いので、必ず食後すぐに服用するようにして下さい。