アカルボースの効果や服用方法(飲み方)

アカルボースの効果について

アカルボースは、食後の急激な血糖値上昇を抑えるお薬です。
主に糖尿病の治療に使用します。
小腸の粘膜に存在しているαグルコシターゼという酵素は、摂取した炭水化物や砂糖をブドウ糖に分解する働きがあります。
アカルボースはそのαグルコシターゼの働きを阻害する事で、ブドウ糖に分解するのを遅らせ、その結果ブドウ糖の体内への吸収がゆっくりになり、血糖値が急激に上がるのを抑制する効果があるのです。
それにより身体に吸収される糖質を減らすため、食べたものが脂肪になりにくく、ダイエットの効果も期待できます。

アカルボースの服用方法(飲み方)について

成人の場合、通常1回1錠(主成分100㎎)を、1日3回食事の直前に服用します。
初めて飲む時は、1回半錠から始め、症状によって1錠まで増量します。
症状や年齢によっても量は変わりますので、医師や薬剤師の指示に従うようにして下さい。
食事中に飲み忘れに気が付いた場合には、その時点ですぐに1回分服用してください。
食後に気が付いた場合は、1回服用を飛ばして次の食事の直前に1回分飲んでください。
2回分を1度に飲むことは絶対に避けましょう。
誤って多く飲んでしまった時は速やかに医師や薬剤師に相談してください。

アカルボースの副作用について

アカルボースの飲みはじめには、お腹の調子が悪くなる事があります。
お腹が張ってゴロゴロしたり、軟便になったりします。
またガスが頻繁に出たり、排便回数が増えたりすることもあります。
通常は重症化することはなく、次第に慣れて症状はなくなりますが、ひどい腹痛が続くような場合や、嘔吐がある場合には一旦服用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。

他の血糖降下剤と併用している場合には、低血糖にも注意する必要があります。
低血糖というのは、必要以上に血糖値が下がってしまう状態で、だいたい50mg/dl以下になると低血糖の症状が現れます。
ふるえや寒気、動悸、冷や汗、脱力感、目のちらつき、などの他、重くなると気が遠くなりけいれんや意識の喪失が起こります。
そのためアカルボース服用中は高いところでの作業や、自動車の運転や危険を伴う機械の操作などの際には十分注意する必要があります。
そのような低血糖の症状に気づいた時には、すぐにブドウ糖を補給するようにして下さい。
またまれに肝機能障害が起こる事があります。
全身倦怠感や吐き気、皮膚や白目が黄色くなる黄疸の症状が出たような場合には、すぐに医師の診察を受けるようにして下さい。